今回はアコムでの返済方法について、どうすればお得に返済できるか?どのくらいお得に返済できるのか?を紹介したいと思います。
アコムの返済方法
アコムには返済方法が大きくわけて、4通りあります。
- 口座振替
- インターネット返済
- アコムATMでの返済
- 店頭窓口
です。
返済方法にもそれぞれ特徴があり、どの返済方法を選ぶかによって「お得に返済するか」or「損をするか」にわかれます。
手数料を無くしてお得に返済する方法1.口座振替
指定した金融機関の口座より毎月6日に、自動で最低支払い額が引き落とされます。(土日祝日が6日の場合は翌営業日)
メリット
手数料は無料で、自動引き落としなので残高さえあれば支払い忘れになることがありません。
また、引き落としの際の通帳の記載に関しては、ゆうちょ銀行の場合は「SMBC自払」で、ゆうちょ銀行以外の場合は「SMBC(ACサービス)」なので、アコムの名前はでません。
デメリット
デメリットとしては切り替わるのに時間がかかってしまうことと、引き落とし金額が最低金額のみとなるので支払いが長引く恐れがあります。
また、手続きしてから口座振替に切り替わるには、2ヶ月~3ヶ月程度かかります。
その際にお知らせはないので、確認したい場合はコールセンターへ自分で連絡しなければなりません。
手数料を無くしてお得に返済する方法2.インターネット返済
インターネット返済は、インターネットを利用して返済する方法です。
これはインターネットバンキング、Pay-easy(ペイジー)を利用します。
メリット
手続きはネットですべて完結できるので、外出の手間がかかりません。
手数料無料で、土日祝日24時間いつでも返済ができます。
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デメリット
デメリットとしては、インターネットの環境が必要ということと、指定したい金融機関が該当しないと利用できない、という点です。
※2019年1月16日現在では、三菱UFJ銀行、三井住友銀行、りそな銀行、埼玉りそな銀行、楽天銀行、ジャパンネット銀行などの約90行、信用金庫は約250、信用組合は30以上と多数の金融機関で登録可能です。
3.アコムATMでの返済
アコムのATMは手数料が無料
アコムのATMでカードを利用して返済するのであれば、手数料は無料で一部を除いて24時間返済が可能です。
デメリットは、アコムATMが全国に994台と少なく、人目が気になる点です。
コンビニATMは手数料がかかかる
アコムのローンカードを利用すれば、コンビニのATMより返済が可能です。
利用できるATMは提携先合わせて、56,128台(2018年3月現在)です。
提携先のATMは、セブンイレブン、ローソン、ミニストップ、ファミリーマート、イーネットが利用できる提携先で返済できます。(他にも提携先の銀行ATMあり)
これなら全国どこにでもあり、アコムの定期点検の毎週月曜日の1:00~5:00以外と、メンテナンス時間以外はいつでも利用できて、便利ですね。
しかし便利な反面、大きなデメリットもあります。
それが手数料です。
提携先ATM手数料
利用金額 | 手数料 |
1万円以下 | 108円 |
1万円超過~ | 216円 |
毎月提携先のATMからの返済の場合、手数料だけで1,296円~2,592円年間でかかります。
コンビニから手数料をかけずに返済したい場合はコチラがおすすめです。
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4.店頭窓口
メリット
店頭窓口で平日9:00~18:00の時間に手数料無料で返済が可能です。
今後の返済についても相談しながら返済できるので、相談事があればとても心強いですよね。
デメリット
しかしながら店頭窓口は全国に22店舗とかなり少ないので、生活圏内にないと難しいです。
また、営業時間帯も平日の営業時間内になるので、仕事をしている方にはなかなか難しいでしょう。
返済の際には、本人確認が必要なので、フリーダイヤルで連絡を一本いれておくとスムーズです。
アコムの返済額を確認する
アコムの返済額は借り入れ残高に、決まった割合を掛けた金額です。
返済は「定率リボルビング方式」となっています。
返済額の計算方法
返済額は、借り入れ残高に一定の割合を掛けた金額ですが、それぞれの「契約極度額」によって異なります。
契約極度額とは、借り入れの最大限可能な場合の金額で、契約書に記載されています。
借り入れ可能額は、契約極度額の中での今現在借り入れができる金額で、借り入れ残高は借り入れした金額です。
返済における一定の割合
契約極度額 | 一定の割合 |
30万円以下 | 借り入れ残高の4.2%以上 |
30万円超え~100万円以下 | 借り入れ残高の3.0%以上 |
100万円超え~ | 借り入れ残高の3.0%以上、2.5%以上、2.0%以上、1.5%以上 |
契約極度額30万円、借入額10万円の例
例えば契約極度額30万円、借入額10万円の場合、
10万円×4.2%=4,200円
1,000円未満の端数は切り上げるため、5,000円。
この場合、最少返済額は5,000円となります。
契約極度額50万円、借入額10万円の例
他には契約極度額50万円、借入額10万円の場合、
10万円×3.0%=3,000円
この場合、最少返済額は3,000円となります。
つまり契約時の「契約極度額」が一定以上であれば同じ借り入れ残高でも、最低返済額は低くなります。
最低返済額は変動する
最低返済額は、最終の借り入れ残高によって変わるので、どうしても返済額を低くしたい場合は少額の借り入れをして最終返済額を少なくするか、会員ページやコールセンターに相談すると良いでしょう。
ただし取引状況によっては変更できない場合があります。
利息の計算方法
利息は借り入れ残高に対して、借り入れ利息と利用日数分を計算します。
借り入れ残高×借り入れ利率÷365日×利用日数=利息
例えば10万円を30日間利用した場合は、
10万円×0.180÷365日×30日=1,479円
という計算になります。
返済予定や、詳細を知りたい場合には以下の「シュミレーション」を利用すると分かりやすいです。
アコムの返済日
アコムの返済日は「35日」と「毎月指定日払い」の2通りがあります。
35日
初回借り入れ日の翌日より35日後です。
前回返済日の翌日から数えて35日めが返済日です。
毎月の返済よりも5日余裕ができるというのがメリットですが、そのぶん利息がかかります。
さらにデメリットとして、返済日が固定していないので分かりにくく、うっかり忘れてしまう可能性もでてきます。
毎月指定払い
毎月の希望した日付が返済日となります。
注意点としては、返済日より15日以上前の入金は、任意返済として処理されてしまうので、返済日がそのままになってしまいます。
早めの返済は次回返済日の確認を必ずしましょう。
どちらの支払日が得か?
35日以内に完済する場合
35日以内に完済予定であれば、35日支払いがお得です。
というのは、アコムの「30日金利0円サービス」が利用できるのは、アコムの取引が初めての場合と、返済日を35日支払いに指定にするという2点の条件を充たしている場合のみになるからです。
長期返済をする場合
しかし長期で返済を考えている場合は、毎月指定日払いの方が断然お得になります。
10万円を35日支払いの20回で返済する場合、毎回6,000円で、返済総額は118,930円です。
毎月指定払いの場合で考えると、毎月6,000円支払いを続けると最終回は端数分、返済総額は115,930円です。
その差は約3,000円にもなります。
仮に35日支払い契約で、無利息サービスを利用していても、1,500円も毎月支払いの方がお得なのです。
返済日前に返済できる?
返済日前の返済は可能ですが、それぞれの返済方法ごとに注意しなければならないことがあります。
口座振替で設定している場合
口座振替に関しては自動引き落としでの返済になっているのでそれほど気にする必要はありません。
毎月平日の6日に引き落とされ、それ以前にATMなどで返済しても、6日の引き落としは行われるようになっています。
35日支払いで設定している場合
35日支払いの場合は、返済日の翌日から支払い可能ですが、次の支払い期日は返済日の翌日から35日後です。
早ければ早いほどかかる利息は少なく済みます。
毎月指定払いの場合、返済期日より15日以上も前に返済したものは、その月の返済として入金処理されません。
つまり前月分の追加の支払いとして処理されてしまいます。
気づかずにそのままにしておくと、返済日を過ぎて延滞となってしまうので、注意しましょう。
返済日に借り入れできる?
借り入れ可能額に空きがある場合
アコムでは返済日に追加の借り入れ可能です。
返済日の借り入れは、借り入れ先にもよりますが返済をしないと借り入れ可能額が空いていてもできない所もあります。
ところがコールセンターに確認したところ、アコムでは、返済日であっても借り入れ可能額に空きがあれば借り入れが可能です。
注意点
最悪返済金額が手持ちになくても、借り入れして返すことが可能です。
しかしこれを繰り返していくと、借り入れ残高が増え、かかる利息も増加します。
余裕があるときにはどんどん返済していくように心がけましょう。
返済日が過ぎたらどうなる?
返済日が過ぎると「延滞」となります。
延滞した場合アコムではどうなるのでしょうか?
遅延損害金の発生
契約の時点で、返済日と返済について説明を受けているので、返済日を過ぎて支払いができていないのは厳しくいえば「契約違反」となります。
そのためペナルティーとして「遅延損害金」が発生します。
ちなみにアコムの遅延損害金利率は年率20.0%と法律での上限金利なのでとても高いです。
これは毎月の支払いにプラスアルファとして支払わなければいけません。
計算方法は以下の通りです。
遅延損害金=(借り入れ残高)×(遅延損害金利率)÷365日×(返済日翌日からの経過日数)
くれぐれも遅延にならないように気を付けましょう。
連絡がくる
延滞が発生すると、担当者より連絡がきます。
第一段階としては、メールにてお知らせが届き、数日経つと連絡希望先の携帯電話などへ担当者より個人名で電話がきます。
本人確認してから用件を話す決まりになっていますので、本人以外に内容が伝わることはありません。
さらに連絡がとれないと、自宅へ連絡がきます。
電話連絡がとれないまま1週間程度すると、通知(督促状)が自宅へ届きます。
それでも無視をしたり、連絡をしないと勤務先に連絡がいくようになっています。
とはいっても、法律で取り立ての決まりがあるので時間帯などが決まっていたり、訪問の取り立てはありません。
しかし最終的には裁判などになり差し押さえや自己破産の危険もあります。
支払い遅れのデメリット
支払いの遅れはデメリットしかありません。
日数や回数によっては、アコムでの信用が落ちるので繰り返しの利用が出来なくなります。
さらに長期になると金融事故となり、信用情報センターにも登録されます。
そうなると仮に他社での借り入れがあると、他社が情報を取得した際に金融事故者として認識されてしまうのです。
現状のカード利用のストップや新たな借り入れ、住宅ローンの審査落ちなどの要因になります。
うっかり忘れが心配な方には、メールでサポート機能があるのでぜひ利用するようにしましょう。
「ご返済期日の3日前」と「ご返済期日の当日」また、「ご返済期日経過後のご返済」を支払日前にeメールでお知らせを会員ログインから簡単に設定できます。
支払い遅れをしてしまった場合に、個人の信用情報が気になる方はこちらから開示方法を確認できます。
アコムの返済遅れには必ず電話!
1日でも延滞したり、延滞しそうな場合は必ず連絡をしましょう。
うっかり支払い忘れであれば、すぐに支払いを済ますことで解消されます。
しかし手持ちが用意できずに、支払日を過ぎてしまった場合…。
いつ支払いができるかわからないのに、連絡をするのは気まずいと思ってしまう方もいるかもしれません。
アコムにとって連絡がとれないのが一番困ります。
どんな状況なのかは必ず連絡しましょう。
相談することで、利息だけの支払いでOKだったり、支払日の約束をすることでそれまでの督促はストップできます。
担当者はプロなので、色々な解決策を提示してくれます。
アコムの連絡はフリーダイヤルでできるので、必ず連絡をしましょう。
アコムでお得に返済するには?
アコムで返済するにあたって、お得か損かは「利息」で決まります。
借り入れした金額は、返済して当たり前ですが、利息は低ければ低いほど嬉しいですよね。
逆にアコム側は利息で利益をあげているので、なるべく長く取引をしたいのです。
つまり返済期間を短くすればするほど、お得です。
それでは利息をいかに少なくする支払方法を紹介します。
一番お得な一括返済
一番お得なのは、利息を「0円」に抑えることです。
利息が発生するのは、借り入れ翌日からです。
つまり当日に全額返済すれば、元金のみで済みます。
とはいってもなかなか難しいですよね。
それであれば、一括返済で出来るだけ早く返済してしまいましょう。
なるべく早く一括で返済すればそれ以降の利息はもちろんかからないのでお得です。
例えば極度額50万円、金利年18.0%の契約で30万円を毎月支払いで支払っていく場合と、翌月に一括完済する場合を見てみましょう。
毎月支払いの場合
毎月支払いの場合は、最低返済額9,000円を46回と、最終回に端数支払で、合計418,982円です。
翌月一括返済の場合
翌月一括完済であれば、304,500円です。
その差は114,482円です。
かなり大きいですね。
ボーナスや余裕があれば、なるべく一括返済をしましょう。
できればガンガン追加返済
一括返済なんてできない!
お金を借りている方であれば、多数の方が一括返済は難しいでしょう。
そんな方には「追加返済」をおすすめします。
追加返済は任意の返済なので、余裕があるときにいくらでも返済することができます。
追加返済は元金に充当されるので、そのぶん支払い総額は減っていきます。
1,000円でも余裕があるときは、手数料のかからない方法でガンガン返済にあてましょう。
追加返済が確実にできるのであれば、35日支払いを選んで、30日分の利息をカットするのもお得に返済することができます。
まとめ
アコムでの返済は、30日の無利息期間サービスを利用して30日以内に一括返済するのが一番お得ですが、確実に完済予定がないと35日周期での返済は後々利息が増えやすいので注意が必要です。
とにかくお得に返済するなら、余裕があるときにガンガン返済して元金を減らし、かかる利息を抑えましょう。
いつかは返済しなければいけないお金です。
一括返済出来るのであれば、無駄な利息の支払いはやめましょう。